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2026.09.02 AR XR コラム 地域活性・観光
【サンプルあり】観光で使えるARの活用例6選!記念撮影・回遊・SNS拡散のアイデアを紹介

「観光PRにARを使ってみたいけれど、何から始めればよいのだろう?」
「WebARとアプリ版は、どちらが自分たちの企画に合っている?」
ARと聞くと、専門的で難しそうに感じるかもしれません。
しかし、すべてを一から考えたり、大がかりなシステムを用意したりする必要はありません。
フォトスポットやスタンプラリーなど、目的に合うアイデアを選ぶところから始められます。
大切なのは、技術のことを先に考えるのではなく、「観光客に現地でどう楽しんでほしいか」をイメージすることです。
本記事では、観光でARを活用するメリット、アイデアを考えるコツ、WebARとアプリ版の違い、すぐに応用できる活用例6選、導入までの流れをわかりやすく紹介します。
ARフォトスポット、顔はめパネル、歴史的建造物の疑似見学、デジタルスタンプラリー、SNS投稿キャンペーンなどの事例を見ながら、自地域や施設に合う企画の参考にしてみてください。
■この記事でわかること
- 観光にARを取り入れるメリット
- 観光客に楽しんでもらえるアイデアの考え方
- WebARとアプリ版ARの違い
- サンプル付きで観光ですぐに応用できるAR活用例と参考事例
- 導入までの5つのステップ
観光でARを活用するメリット
AR(拡張現実)とは、スマートフォンなどの画面を通して、いつもの風景に3DCGやイラスト、キャラクターなどを重ねて表示する技術です。
たとえば、駅前にご当地キャラクターを登場させたり、城跡にかつての建物を再現したりできます。
現地の風景や文化財、パンフレットなどが体験の入口になり、いつもの観光に驚きや楽しさを加えられます。
| メリット | 期待できる効果 |
|---|---|
| 大がかりな設備を置かずに体験を増やせる | スマートフォン上に表示するため、大きな看板やセットを置く場所・保管場所を抑えられます。季節に合わせて内容を変えることも可能です。 |
| 地域の魅力を見て、感じてもらえる | 建物の大きさや生き物の動きなど、文章や写真だけでは伝わりにくい魅力をわかりやすく届けられます。 |
| 街・観光地の回遊やSNS投稿のきっかけをつくれる | 「次のスポットにも行ってみたい」「この写真をシェアしたい」と思える楽しみを加えられます。 |
※スマホは横にスクロールしてご覧ください。
観光でAR企画のアイデアを考えるコツ

観光分野でARの企画を考えるときは、「ARで何を表示しよう?」とコンテンツの中身から考えるのではなく、観光客に何をどのように楽しんでほしいか目的から決めてみましょう。
たとえば、次のような目的から考え始めると、企画を選びやすくなります。
- 思い出に残る写真を撮ってほしい
- 地域の歴史を楽しく知ってほしい
- 商店街や複数の施設を巡ってほしい
- SNSで地域の魅力を広めてほしい
すべてを盛り込む必要はありません。
まずは、ARを活用することでもっとも叶えたいことを一つ選ぶだけでも十分です。
「楽しむ・知る・巡る・広める」の4つで考える
アイデアに迷ったら、観光客にしてほしいことを「楽しむ・知る・巡る・広める」の4つに分けて整理してみるのがおすすめです。
| 目的 | おすすめの企画 | アイデアのヒント |
|---|---|---|
| 楽しむ その場で盛り上がってほしい |
ARフォトスポット、AR顔はめパネル、キャラクターAR | 地域名や名所、季節感を入れて「ここでしか撮れない写真」をつくる |
| 知る 地域の魅力や背景を伝えたい |
昔の建物の再現、生き物の3DCG観察、観光・地域の歴史に関する情報 | 大きさや動きなど、看板だけでは伝わりにくい情報を見て楽しめる形にする |
| 巡る いろいろな場所を歩いてほしい |
ARスタンプラリー、パンフレット連動AR | 地点ごとに違う楽しみや、集めたくなるスタンプ・特典を用意する |
| 広める SNSで話題にしてほしい |
ARフォト投稿、ハッシュタグキャンペーン | 誰かに見せたくなる写真と、投稿したくなるプレゼントを用意する |
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たとえば、「人は来るけれど、すぐに帰ってしまう」という場合は、知る・巡るを中心に考えると、滞在時間を延ばすきっかけになります。
「若い世代にも地域を知ってほしい」という場合は、楽しむ・広めるを組み合わせると、撮影からSNS投稿へつなげやすくなります。
WebARとアプリ版ARの違い
ARの企画を検討する際には、WebARとアプリ版ARのどちらで体験してもらうかも検討が必要です。
どちらもスマートフォンなどで体験できる点は同じですが、参加のしやすさや向いている企画が異なります。
| 比較項目 | WebAR | アプリ版AR |
|---|---|---|
| 体験方法 | 二次元コードやURLからブラウザで起動 | 専用アプリをインストールして起動 |
| 参加のしやすさ | アプリ不要で、その場ですぐに参加しやすい | 事前にアプリを入れてもらう必要がある |
| 向いている企画 | 短期イベント、フォトスポット、パンフレット連動、SNS投稿企画 | 長期企画、会員連携、機能が多いスタンプラリー、繰り返し使う企画 |
| 選び方の目安 | まず多くの人に気軽に遊んでほしい | 継続利用や便利な機能を重視したい |
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観光地では、「今ここで、すぐに体験できること」が参加のしやすさにつながります。
初めてのAR企画や期間限定イベントでは、アプリ不要のWebARが取り入れやすいでしょう。
一方、何度も訪れてもらう企画や会員情報と連携する企画では、アプリ版が向いている場合もあります。
迷ったときは、気軽さを優先するならWebAR、継続的な利用や機能を重視するならアプリ版、と考えると選びやすくなります。
【サンプルあり】観光で使えるARの活用例6選|事例も一緒に紹介
ここからは、観光でも応用しやすいARの活用例を6つ紹介します。
実際の事例も参考にしながら、自地域や施設に置き換えて考えてみてください。
スマートフォンでQRコードを読み取るとARが起動するサンプルもあるので、合わせてご体験ください!
| 観光での活用例 | AR企画の種類 |
|---|---|
| 駅前や展望台を記念撮影スポットにする | ARフォトスポット |
| 名所や名産品を使った顔はめ体験をつくる | AR顔はめパネル |
| 文化財や産業遺産の昔の姿を見てもらう | 建造物・文化財AR |
| 自然公園や水族館で生き物を等身大で見せる | 生き物の3DCG観察AR |
| 商店街や複数施設を楽しく巡ってもらう | ARスタンプラリー |
| ご当地キャラクターと撮影・投稿してもらう | AR×SNSキャンペーン |
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1. 駅前や展望台を記念撮影スポットにする
いつもの風景に地域らしさを加え、気軽に思い出に残りやすい写真を撮ってもらうことができるのがARフォトフレームやフォトスポットを使った企画です。
たとえば、駅前や展望台、季節イベントの会場に二次元コードを置き、スマートフォンの画面に歓迎ゲート、ご当地キャラクター、季節の飾りなどを表示させることで記念撮影スポットを作ることができます。
大きな看板を実際に設置しなくても撮影体験を用意できるため、景観条例の制約がある場所でも導入しやすいのがメリットです。
春は桜、秋は紅葉など、季節ごとに表示を差し替えることで、同じ場所でもリピーターに楽しんでいただけます。

事例を詳しく見る:ARフォトスポット制作|株式会社ニシカワ ネクスメディア事業部
2. 名所や名産品を使った「顔はめ」体験をつくる
観光地でおなじみの顔はめパネルも、ARで楽しめます。
名所や名産品、ご当地キャラクター、武将などをモチーフにしたフレームを、観光客の顔に合わせてスマートフォン上に表示します。
木製パネルを置かなくても、その土地らしい記念撮影を楽しんでもらえるのが魅力です。
季節やイベントに合わせてデザインを変えたり、スポットごとに異なるフレームを用意したりすれば、街歩きのきっかけにもつながります。

3. 文化財や産業遺産の昔の姿を見てもらう
ARを使えば、文化財や産業遺産など今はもう存在しない建物の姿や、普段は近づけない場所を3DCGで再現し、スマートフォン上に表示させて、当時の様子を疑似的に見学体験してもらうことも可能です。
写真や解説文だけでは伝わりにくい建物の大きさ、形、傷などを見てもらえるため、まるでその時代にタイムスリップしたような体験を届けられます。
現地見学だけでなく、修学旅行前の学習やオンラインでの紹介にも活用できます。
東大和市様「旧日立航空機株式会社変電所」の変電所ARでは、弾痕が残る建物をスマートフォン上で詳しく見られる体験が採用されています。
城跡や近代化遺産など、実物を間近で見にくい場所にも応用できる事例です。

事例を詳しく見る:第16回 平和市民のつどい(YouTube版)・変電所AR|株式会社ニシカワ ネクスメディア事業部
4. 自然公園や水族館で生き物を等身大で見せる
自然公園や水族館で、野鳥や昆虫、魚などの3DCGをARで表示させる企画です。
天候や季節によって実物を見られない場合でも、スマートフォン上に等身大の生き物を表示すれば、生態や動きを直感的に楽しむことができます。
パンフレットや入場券にARを組み込めば、帰宅後も自宅で生き物の3DCGの体験を振り返っていただくことも可能です。

事例を詳しく見る:公益財団法人東京都環境公社様「エコプロ2024」出展ブース|株式会社ニシカワ ネクスメディア事業部
5. 商店街や複数施設を楽しく巡ってもらう
商店街や複数の観光施設にポスターを設置し、それを読み取ることでスタンプを集められるARスタンプラリーは、街・施設の回遊に効果的な企画です。
「地点ごとのスタンプを集める」という目的を作ることで、街を楽しく歩くきっかけになります。
また、特定のスタンプ獲得達成者に限定特典を用意する仕組みにすれば、参加意欲が高まり、さらに周遊効果を高めやすくなります。

事例を詳しく見る:第六回博麗神社秋季例大祭 AR企画|株式会社ニシカワ ネクスメディア事業部
6. ご当地キャラクターと撮影・投稿してもらう
ご当地キャラクターや名所、季節の飾りをARで表示し、一緒に撮った写真をSNSへ投稿してもらう企画です。
指定のハッシュタグや抽選プレゼントを用意すると、「この写真をみんなに見せたい」「投稿してキャンペーンに参加したい」という気持ちを後押しできます。
観光客に楽しんでもらいながら、地域の魅力を広められるのが特徴です。
株式会社しまむら様の「しまうさクリスマスキャンペーン」では、ARフォトとハッシュタグ投稿を組み合わせ、延べ500件以上の投稿につながっています。
観光分野でも、ご当地キャラクターや季節イベントを使った撮影企画として応用できる事例です。

事例を詳しく見る:しまうさクリスマスキャンペーン|株式会社ニシカワ
観光でARを導入するときの5ステップ
観光でAR企画を導入する際は、いきなり制作に入るのではなく、順序立てて整理していくことでスムーズに進行できます。
| ステップ | やること | 考えるポイント |
|---|---|---|
| 1. 目的を決める | 観光客にどう楽しんでほしいかを決める | 撮影、学び、街歩き、SNS投稿のどれを優先するか |
| 2. アイデアを選ぶ | 目的に合うAR企画を選ぶ | フォトスポット、顔はめ、昔の姿の再現、スタンプラリーなど |
| 3. 中身を決める | 表示するものや体験する場所を決める | キャラクター、3DCG、読み取り場所、特典、案内文など |
| 4. スマホで試す | 実際の場所と端末で見え方を確かめる | 読み取りやすさ、屋外での見やすさ、操作のわかりやすさ |
| 5. 公開後に振り返る | 参加状況を確認し、次回に活かす | 起動数、スタンプ達成数、特典の引き換え数、SNS投稿数など |
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最初から完璧な企画を目指す必要はありません。
まずは目的に合うアイデアを一つ選び、小さく試してみることが大切です。
実際の場所で使いやすさを確認し、参加者の反応や利用状況を見ながら改善を重ねることで、地域や施設に合ったAR企画の実行に役立ちます。
まとめ
この記事では、観光分野でARを活用するメリットや企画の考え方、具体的な活用例、導入の流れを解説しました。
■この記事の要点
- 単に技術を入れるのではなく、「体験・理解・回遊・拡散」といった観光客の行動に合わせて組み立てること
- ARフォトスポットやスタンプラリーなど、目的に応じてワクワクする活用方法が選べること
- 初回の導入や短期イベントなら、参加ハードルが低い「WebAR」がおすすめであること
- 目的設定から体験内容の決定、実機確認と、段階的に進めることで初めてでも導入しやすいこと
観光ARは、地域や施設の魅力を直感的に伝え、来訪者の体験価値を底上げする頼もしい施策です。
すべてを一度に盛り込む必要はありません。
まずは自地域の課題や目的に合う、手軽な企画からスタートしてみてはいかがでしょうか。
株式会社ニシカワでは、観光ARの企画立案から3DCG制作、コンテンツ制作までを一貫してサポートしています。
ARフォトスポットやスタンプラリー、SNS投稿キャンペーンなど、「初めてで何から手をつければいいか分からない」というご担当者様も、まずはお気軽にご相談ください。
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