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2026.04.20 コラム ショールーム・施設
自社に合うバーチャルショールームはどれ?種類と選び方、活用事例まで解説!

「バーチャルショールーム」という言葉はよく聞く一方で、3DCG、360°ビュー、動画など手法が多く、「結局自社にはどれが合うのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
バーチャルショールームは単なる「オンラインで見られる空間」ではなく、空間体験をデジタルで拡張し、「理解・納得・比較検討を後押しする手段」として活用が広がっています。
本記事では、バーチャルショールームの基本から、代表的な2つの形式である「リアル空間撮影型」と「3DCG構築型」の違いを分かりやすく解説します。
- バーチャルショールームとは
- バーチャルショール―ムが注目される背景
- バーチャルショールームの種類は大きく2つ
- バーチャルショールームの主なメリット
- バーチャルショールームの活用事例
- 「リアル空間撮影型」と「3DCG空間構築型」どちらも選ぶべき?
- まとめ|バーチャルショールームは「空間体験の拡張手段」
バーチャルショールームとは?

バーチャルショールームとは、インターネットを通じてPCやスマートフォンからアクセスできる仮想の展示空間を指します。
従来のWebサイトのような平面的な情報の羅列とは異なり、利用者が空間内を自由に歩き回るような感覚で商品や施設を体験できる点が最大の特徴です。
現在は単なる「オンラインで見られる空間」ではなく、リアルな空間体験をデジタルで拡張するための重要な手段として位置づけられています。
| 項目 | 従来のWebサイト | バーチャルショールーム |
|---|---|---|
| 情報の捉え方 | テキストや画像による平面的な理解 | 360度の視点移動による立体的な体験 |
| ユーザーの動き | ページを上下にスクロールして閲覧 | 空間内を自由に歩き回り、興味ある点へ接近 |
| 提供する価値 | スペックや価格などの情報の伝達 | 雰囲気、スケール感、ブランドの世界観体験 |
メタバースとの違いは?
バーチャルショールームについて調べていると、よく似た言葉として「メタバース」を目にする機会も多いのではないでしょうか。
どちらもデジタル上に構築された仮想空間である点は共通していますが、両者は「目的」が根本的に異なります。
メタバースは、アバターを介して複数のユーザーが同じ空間に集い、コミュニケーションや交流そのものを楽しむことを主な目的とした仮想空間です。
一方のバーチャルショールームは、空間や製品をじっくりと見て理解してもらうことを主な目的として設計されたコンテンツ。
基本的には一人のユーザーが自分のペースで閲覧することを想定しており、情報伝達や購買検討の促進に最適化されています。
| 項目 | バーチャルショールーム | メタバース |
|---|---|---|
| 主な目的 | 空間・製品の閲覧、情報伝達 | ユーザー同士の交流・体験共有 |
| 利用人数 | 基本的に一人で閲覧 | 複数人が同時に共有 |
| アバター | 不要な場合が多い | 自分の分身として必須 |
| 主な成果 | 比較検討の促進、購買につながる理解 | コミュニティ形成、滞在時間の創出 |
「誰かと一緒に体験することに価値があるか」「一人でじっくり見てもらうことに価値があるか」
この視点で考えると、自社の目的に合った選択がしやすくなるはずです。
バーチャルショールームが注目される背景
バーチャルショールームが急速に普及している背景には、単なる「利便性の向上」に留まらない、社会やビジネスモデルの変化があります。
来場が難しい顧客への情報提供手段
物理的なショールームには、距離や時間の制約という課題が常に付きまといます。
バーチャルショールームの導入で、遠方にお住まいの方や、多忙で現地を訪れる時間が取れないお客さまに対しても、実物に近い感覚での商品や施設の案内を実現。
機会損失を防ぐだけでなく、顧客満足度の向上にも大きく寄与する要素です。
オンラインでの比較検討ニーズの増加への対応
現在は、BtoB・BtoCを問わず、実際にお問い合わせをする前にWebサイトで徹底的に情報を収集し、比較検討を行うユーザーが増えています。
バーチャルショールームがあれば、より直感的に伝えられるため、競合他社との差別化を図る強力な武器となるでしょう。
企業におけるデジタル化とDX推進の流れ
社会全体でデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中、販促活動のデジタル化も無視できない課題です。
バーチャルショールームは、営業担当者の説明を補完するツールとしてだけでなく、
蓄積されたデータを活用して顧客の興味関心を分析するなど、次世代のマーケティング活動を支える基盤としての役割も期待されています。
バーチャルショールームの種類は大きく2つ

バーチャルショールームを構築する手法は、大きく分けて「リアル空間撮影型」と「3DCG構築型」の2つ。
それぞれの制作アプローチや得意とする表現、さらには導入時の留意点が異なるため、特性に合わせた選定がポイントとなります。
| 比較項目 | リアル空間撮影型 | 3DCG構築型 |
|---|---|---|
| 再現性 | 実在空間そのまま | 仮想空間を自由設計 |
| 表現力 | 現実に準拠 | 自由度が高い |
| 制作アプローチ | 撮影中心 | 設計・CG制作中心 |
| 更新性 | 再撮影が必要 | データ差し替え可能 |
| 活用イメージ | 施設紹介・既存空間公開 | 製品訴求・ブランド演出 |
①リアル空間撮影型(Matterportなど)
※Matterport(マターポート)のイメージ
リアル空間撮影型は、Matterport(マターポート)などの高精度な360度カメラを使用して、実在する空間をそのままデジタル化する手法。
実空間をまるごとスキャンするため、現地の空気感や細かな質感を忠実に再現できる点がメリットです。
制作期間も比較的短く抑えられる傾向にありますが、模様替えをした際には再撮影が必要になることや、表現の自由度が現実の空間に依存するという側面もあります。
②3DCG構築型(フルCG・仮想空間型)
※3DCG構築型のイメージ
3DCG構築型は、実際には存在しない空間をゼロからコンピューター上で設計する手法。
実在しない製品の紹介や、製品の内部構造を見せるような、現実では不可能な演出も自由自在に行える点が魅力です。
更新や差し替えもデータ上で行えるため柔軟性は高いですが、一方で「どのような空間にするか」という高い設計力とコンセプト整理が求められるという留意点があります。
バーチャルショールームの主なメリット
バーチャルショールームを取り入れる利点は、単に便利になるだけではありません。
実物の良さとデジタルの強みを組み合わせることで、従来の宣伝活動では難しかった新しい価値を生み出すコンテンツとなります。
| メリットの種類 | 具体的な内容 |
|---|---|
| アクセスの向上 | 24時間365日、どこからでも体験可能 |
| 理解の深化 | 内部構造の可視化やシミュレーションの実現 |
| ブランディング | 統一された世界観による没入体験の提供 |
時間・場所の制約を超えて体験できる
バーチャルショールームは、24時間いつでもアクセス可能な「眠らないショールーム」として機能します。
営業担当者がいなくても、お客さまは自分の好きな時間に、じっくりと商品を確認可能。
海外や遠方のお客さまに対しても、交通費や移動時間をかけることなく、現地の雰囲気をダイレクトに伝えられるようになります。
リアルでは難しい表現を補完できる
デジタル空間最大の強みは、現実の展示では不可能な表現を実現できる点にあります。例えば、背景を幻想的な風景にしたり、製品を宙に浮かすこともできます。
また、限られた展示面積に縛られることなく、空間を自由に拡張して全製品バリエーションを網羅できるため、リアルのショールームを補完・拡張する強力なツールとなります。
ブランド体験を拡張できる
単に商品を並べるだけでなく、空間そのものをメッセージとして構築できるのがバーチャルショールームの醍醐味。
企業のこだわりやストーリーを、視覚的な没入感とともに届けることで、顧客の記憶に強く残るブランド体験を提供できます。
統一された世界観の中で商品を体験してもらうことは、ブランドへの信頼感を高めるきっかけにもなるでしょう。
バーチャルショールームの活用事例
ここでは、バーチャルショールームの具体的な活用事例をご紹介します。
高知県庁 バーチャルスマートオフィス制作
高知県庁様では、実際のスマートオフィス空間をオンラインで再現するために、リアル空間撮影型の手法を採用しました。
来訪前に現地の様子を正しく理解してもらうための情報共有手段として活用されており、公共施設における新しい情報発信のあり方を提示。
現地の空気感をそのまま届けることで、訪問者の安心感と興味を醸成しています。

OtegaruVR(手軽VR)による空間体験
OtegaruVR(手軽VR)は、PCやスマートフォンから手軽に導入可能なVR体験型ショールーム。
大掛かりな設備を必要とせず、ブラウザ上で高品質な空間体験を提供できる点が特徴です。
リアルな展示会の補完ツールとして、あるいはWebサイトからの流入を促すフックとしての活用が期待できます。

バーチャルショールームはどちらを選ぶべき?
「どちらが優れているか」という視点ではなく、「何を伝えたいか」という目的から逆算することが、形式選びの鉄則。
判断基準を明確にすることで、プロジェクトの方向性が定まりやすくなります。
既存空間を活かすならリアル撮影型
すでにこだわりを持って作り上げた実在のショールームや施設があるならば、リアル空間撮影型が有効な選択肢となります。
本物ならではの質感や信頼感は、何よりも強い説得力につながるはずです。
施設の案内や工場の見学など、空気感を伝えることが大切な場合におすすめの選択といえます。
表現力や演出を重視するなら3DCG型
製品の魅力をもっとアーティスティックに伝えたい、あるいは現実では不可能なスケール感で演出したいと考えるなら、3DCG型がおすすめ。
未完成の物件や、持ち運びが困難な大型機械の紹介など、デジタルならではの自由度を活かした訴求が必要なシーンで威力を発揮します。
バーチャルショールームの導入はまずは「企画」から!

バーチャルショールームを検討する際に大切なのは「どのような体験を顧客に届けたいか」という企画の根幹部分です。
しかし、ターゲットにあったバーチャルショールームの見せ方や活用方法などを社内だけで企画するのは容易ではありません。
株式会社ニシカワでは、これまで培ってきた豊富な実績をもとに、お客さまの課題解決に直結するバーチャル空間の構築もお手伝いしています。
当社ショールーム(MG CAMP)では、バーチャルショールームはもちろん、3DCGホログラムや、ボックス型透過ディスプレイなど、
最新のデジタルコンテンツに触れながら、プロと一緒に企画のアイデアを練ることが可能です。
「バーチャルショールームは自社ならどう使えるのか」「どうやって作ったらいいのか」といった構想段階でもお気軽にショールームでお聞かせください。
■MG CAMP(ショールーム)について
完全予約制(電話・お問い合わせフォームから予約)
営業日:平日11:00~17:00(土日祝・年末年始除く)
電話番号:050-1730-3629
▼アクセス
〒170-0013 東京都豊島区東池袋2-13-14 マルヤス機械ビル3F 株式会社テトラ 内
電車でお越しの方:JR山手線「大塚」駅より徒歩5分
まとめ|バーチャルショールームは「空間体験の拡張手段」
この記事の要点をまとめます。
- バーチャルショールームには実在空間を活かす「リアル撮影型」と、自由度の高い「3DCG構築型」の2つの主要なタイプが存在する。
- 手法の選択は優劣ではなく、ターゲットに伝えたい内容やビジネス上の目的に応じて使い分けることが重要である。
- デジタルならではの特性を活用することで、時間や場所の制約を超えた深いブランド体験を提供でき、営業力の強化につながる。
バーチャルショールームの導入を検討する際、「どの技術を使えば来場者に最も印象的な体験を提供できるか」という技術選定が、成否を分ける重要なポイントになります。
株式会社ニシカワでは、デジタルコンテンツの企画・3DCG制作・撮影・納品までワンストップで対応しており、はじめての導入でも一貫してサポートしています。
お客様と同じ目線に立ち、課題に沿ったコンテンツを一緒に作り上げられたら幸いです。
まずは、今の不安や理想を私たちにお聞かせください。
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