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2021.05.27 ネクスラボ

[ネクスラボ]国土交通省が公開する3D都市データ「PLATEAU」を使用してARで巨人体験!

はじめまして。NEXMEDIAのコンテンツ開発チーム「ネクスラボ」と申します。

 

弊社では、様々なデータの活用方法やコンテンツのアイデアを日々模索しています。

その一部を公開していきますので、今後とも宜しくお願いします。

 

第1弾として、「3DデータやCADデータの活用」をテーマとしました。

皆さまの中でも、3Dデータはあるけれどその活用に困っているという方もいらっしゃるのではと思います。

PLATEAU [プラトー]

ご存知かもしれませんが、国土交通省が主導する、日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化を行う「PLATEAU」というプロジェクトが最近話題になりました。
●PLATEAU [プラトー]
https://www.mlit.go.jp/plateau/

 

今回はこのデータを利用し、3Dデータの有効な活用法の1つである”AR”を作成してみようと思います。まずは都市を上から見下ろすような表現ができればと考えます。

 

早速チャレンジしてみます。まずは下記サイトから3D都市データをダウンロードします。
●G空間情報センター│組織│国土交通省 都市局
https://www.geospatial.jp/ckan/organization/toshi

下図のような区画で分けられていますので、必要な区画の番号のファイルをダウンロードします。

ファイルを展開すると”LOD”という名前のフォルダが複数あります。このLODとは「Level of Detail」の略で、詳細さを表しています。”LOD1”はデータが非常に軽い反面、詳細な形状はほとんどありません。

今回はより詳細な”LOD2”を使います。(※ピンク色が含まれない区画は”LOD1”のみ)

 

ダウンロードしたデータを3Dソフトで開く際は、どの軸を上向きとするのか(座標系)や寸法などに注意しながら読み込みます。また、3D形状の表面に貼られている画像=テクスチャのリンクが切れやすいので、その場合はテクスチャが入っているフォルダを参照し直します。

開いたらデータに問題がないかを確認します。現在は地面は含まれていないようです。

 

また、当然ですが、区画によってかなりデータサイズに差がありました。

今回、スマートフォンでAR表示するときの通信料を抑えるため、複数のLOD2データをチェックし、品質とデータサイズのバランスが良い区間を選定しました。(この作業が一番時間が掛かりました・・汗)

この都市を実寸でAR表示するのは困難ですので、部屋などで見やすい寸法に変更します。今回は約1/100にしました。

次に上記データを昨今メジャーになりつつある「glTF」と「usdz」形式に変換します。3Dソフトによっては直接変換できますが、場合によっては別のツールを利用します。2種類あるのは、androidとiosに対応するためです。

最終的に40MBほどになりました。オンライン上で扱うことを考えますとまだ軽いとは言えませんので、軽くする処理を行います。

 

手順は省略しますが、今回はデータサイズを1/3以下にすることに成功しました。面倒ではありますが、オンライン上のデータは出来るだけ軽くすることが重要です。

5Gが普及すれば元のデータでも余裕ですので、今後の発展を期待しています。

 

変換したデータはWindows10の3Dビューア等でも閲覧できます。

このデータをもとに、GoogleのARcoreとAppleのARkitというシステムを利用しAR化を行います。多少のプログラムとhtmlの記載が必要です。

次に、それら一式をサーバーにアップします。そこにブラウザでアクセス(urlは後述)すると、下記のように3Dで表示されます。

 

この画面は、タッチ操作でグルグルと自由に動かすことができるようになっています。

ここから右下のボタンを押すとAR表示が開始します。カメラが起動しますので、スマートフォンを斜め下に向けて円を描くように動かして地面を認識させ、タップして都市を表示させます。

 

上手く表示されると、都市を見下ろす巨人になったかのような体験が出来ると思います。

周囲に注意して、カメラをもったまま移動してみても面白いです。

 

実際のURLはこちらです。通信速度によって表示までに結構時間がかかります。AR表示はスマートフォン限定となりますので、このページをパソコンで見ている場合は、QRコードをスマートフォンでアクセスいただければと思います。

https://service.mgcamp.jp/AR/SceneViewer/PLATEAU_AR/

スマートフォンに組み込まれたAR機能を使用しているため、アプリをインストールする必要が無く、アクセスするだけで閲覧できたかと思います。

 

まとめ

今回、3D都市データ「PLATEAU」を利用してみて、利用できるエリアが限られていたり、取り扱い難易度などの課題はありますが、非常に大きな可能性を感じました。建築関連や災害の検証、分譲マンションの販売などにも良いかもしれません。

 

本稿ではスマートフォン用のデータを作成しましたが、弊社ショールームにあるホログラム機にもこの街を投影してみたいと思いました。

 

このように、弊社は様々な3Dデータの使い道を日々検討しています。このページをご覧になられて、もし3DデータやCADデータの活用をご検討されていましたら、是非弊社にお声がけください。ありがとうございました。

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