PROJECTS制作事例

2019.06.01 #キッズデザイン賞 #幼稚園・保育園プロデュース #空間プロデュース

【キッズデザイン賞受賞】「みなみすがお保育園」空間プロデュース

神奈川県川崎市の「みなみすがお保育園」のコンセプト作成およびデザイン監修をいたしました。

本案件にて「第13回キッズデザイン賞」を受賞し、2018年の「第12回キッズデザイン賞」に続き2年連続での受賞となりました。

「第13回キッズデザイン賞」受賞作品の詳細ページはこちら

 

 

●みなみすがお保育園 概要

みなみすがお保育園』は、平成31年に川崎市立南菅生保育園から民営化し、新たに開園した保育園です。
近隣に川崎市中央市場北部市場があることから「地域を巻込む子育てマルシェ」をコンセプトに、保育の場からマルシェという切り口で地域交流を促進し、地域から見守られ、開かれた子育て環境を目指します。

特徴的な切り妻屋根が2つ並んだ外観
左:みんなが集まるパティオ/右:パティオとシームレスにつながるホール及びカフェスペース
高低差を楽しめる構造(左:ロフト状の午睡スペースとホールを見下ろす小部屋/右:絵本コーナー)

●マルシェも開ける「ウッドデッキパティオ」

園の中央に位置するパティオは、様々な世代間交流の場としても使用できます。
0、1、2歳児室の窓を開けると、パティオと地続きの安全な遊びの空間が広がります。

 

●シンボリックな「イエ」のかたち

バルコニーから眺める住宅街のように、イエ(という家族の最小単位)が集まってマチ(共同体)となり、賑わいが拡がる。園舎外観を始め、園内の至る所にイエのシンボリックな切妻フォルムを用いています。

 

●大人も居心地の良い「Mom’s CAFÉ」

地域住民が気軽に利用できる小さなカフェ空間。
一般の方の来園で懸念されるセキュリティは、可動式間仕切りと専用入口で共用部を分離し、解決しました。
園庭で元気に遊ぶ園児たち、吹き抜けが気持ち良いランチルームでもりもり食べる園児たち、パティオで遊ぶ乳幼児たちなどを見ながらお茶の時間を楽しめ、保育への関心を高める役割も担う空間です。

カフェ空間は、普段は隣室と繋げ、子どものための広々としたランチルームとして活躍します。
セキュリティゾーンとなるランチルームと共用ゾーンのカフェをガラス扉で分けると、安全に配慮しつつお母さんや地域の人々が集える憩いの場としても利用できます。

 

●ひろがり、つながり、高低差を楽しむ園舎

子どもたちが楽しく、快適に過ごせる工夫がいっぱい!
近隣のアンダーパスや丘陵地のように、園内にも段差・高低差を多数設けました。

2階には回遊できる大きな動線をつくりました。バルコニー下にある谷状の道路から立上がる広大な丘には切妻シルエットの家々が連なる楽しい空間が広がります。

外部からの出入口はスロープ、室内から外部へ通じるウッドデッキ、1、2階の移動にEV。バリアフリーで移動すべきところはフラットに徹しています。

みなみすがお保育園紹介動画
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