2017.04.01 #デザイン #幼稚園・保育園プロデュース #空間プロデュース
2017年、東京都小平市に開園した「美園おひさま保育園(運営:社会福祉法人おひさま会)」の園内空間プロデュースおよびロゴの制作を行いました。
子どもたちがより能動的に食を体験できるように作られたこだわりの食事スペース。
内装は街中のレストランのように作り込み、本物顔負けのチョークアートや、オレンジ色が鮮やかな壁面、賑やかなイラストが食事の時間を楽しく彩ります。
調理室は床を一段下げ、大きなガラス窓から子どもの目線でも調理の様子が伺える「LIVEキッチン」仕様に。「農業が盛んな小平市」という地域性を活かし、時には地元の農産物を子どもたちが下ごしらえして、食事スペースに面したドアから調理室にバトンタッチすることもあります。
広い保育室内をアトリエ・ライブラリーなど、様々な遊び(学び)をサポートできるようゾーニングし、エリアごとのビジュアルイメージを設定しました。
・ライブラリー
イメージは「天空の図書館」。空や雲がモチーフになった家具を設置し、最も眺めが良い場所で創造の翼を広げられるくつろぎの空間として演出。
・アトリエ
思いっきり創作活動に没頭できるアトリエ空間。森の木は黒板になっており、みんなで、または一人で大きな絵を思いっきり描くこともできます。
・シンボルツリー
保育室中央にはオリジナルのシンボルツリーを設置。クリスマスなどのイベントに合わせ、みんなで装飾したり、作品を飾ったりできます。
美園おひさま保育園の開園に伴い、園を運営する社会福祉法人おひさま会および同法人が運営する系列保育園のロゴや、美園おひさま保育園の開園記念ノベルティなどの制作も行いました。
□ロゴについて
ロゴマークは、子どもたちが過ごす「園舎」と、その背後から保育園をあたたかく見守る「おひさま」をモチーフにしたものです。
園舎部分に描かれた3本のラインで構成されたサークルは、プロヴァンス風の家に飾られる「妻飾り(家紋のようなもの)」をイメージしており、「子ども」「大人」「地域」が集まって太陽のような大きくあたたかいサークルになるという園のコンセプトにつながるものとなっています。
園名の英語表記部分は、優しく明るい雰囲気が感じられるよう丸みをつけつつ、子どもっぽくなりすぎないデザインでまとめました。