2018.04.01 #キッズデザイン賞 #幼稚園・保育園プロデュース #空間プロデュース
この度、「保育・児童施設ふくろうの森」(2018年度新設)が第12回キッズデザイン賞(※)を受賞いたしました。
弊社ではこの施設のキーとなる「ブックカフェ」・「ラボスペース」・「レストラン」の内装デザイン監修及び家具類の選定・デザインなどを行っております。
※キッズデザイン賞は、子どもや子どもの産み育てに配慮した、すべての製品・空間・サービス・活動・研究を対象とする顕彰制度です。今回の受賞部門である「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」は子どもや子育てに関わる人々に寄与する製品、空間、サービス、活動、研究などを対象としています。
「保育・児童施設ふくろうの森」は、認可保育園・企業主導型保育園・放課後児童クラブ(学童保育所)の機能を兼ね揃えた施設です。
コンタクトレンズメーカーである株式会社シード 鴻巣研究所の一角にあり、同社従業員と地域の方々が共同で利用できるブックカフェや科学実験を体験できるラボ、そして園庭から2階バルコニーへと繋がった、大変目を惹く大きな芝生のスロープが特長です。
カフェは大人たちの癒しスポット。曲線が美しいオリジナルデザインのテーブルや、弊社がコーディネイトした高さや素材の異なる椅子を設置し、一人でも大勢でも自由にくつろげる空間に。
「MIKKE! Cafe」という名が示す通り、出会いや気付きを「みっけ!」るきっかけになるよう、ブックカフェの体裁になっており、壁一面の本棚には、鴻巣市図書館が毎月のテーマに沿って選定した本が並びます。
敷地内にある株式会社シードの研究所のような、本格的な実験台を設置したラボは、大人から子どもまで楽しめる体験スペース。
シード社員を始めとして「鴻巣市文化団体」、「シルバー人材センター」、「芸術による教育の会」など多彩な人材によるワークショップを開催します。
「保育・児童施設ふくろうの森」は、子どもが集まる場所から新たなコンテンツ、コミュニティを生み出し、街のにぎわい創出に繋げる施設を目指して誕生しました。
開園にあたって、所在地である鴻巣市と株式会社シードが包括協定を締結。ブックカフェへの市立図書館蔵書貸し出しや共同でのイベント開催の他、災害時の協力や働きやすい職場環境に関する協議を行うなど、多角的に連携していきます。
コンテンツとしては、市民の方々との交流イベントの他、アートや実験、そして株式会社シードならではの視聴覚サポートに関するものなどが既に実施・予定されています。
イベント例:鴻巣市生涯学習講座、昔遊び体験、農業体験、婚活関連イベント(地域交流)/実験用室・みんなでアートワーク(アート・発見)/盲導犬体験歩行、手で触るカード作り、カラダで感じる上映会、夜空の映画祭(視聴覚サポート)
地域とつながりながら子育てを目指すオープン保育園ともいうべき取組で、子育てのバリューチェーンの発信地となることが期待できる。地域連携型の試みでは、どのステークホルダーを巻き込むかが課題だが、地元の先端企業、保育園運営組織との連携による先行例である。
□ 企業名/団体名
株式会社シード / 社会福祉法人おひさま会 / 前田建設工業株式会社 / 株式会社ネクスメディア / 鴻巣市
□ 対象
地域理解・地域交流
□ 受賞年度
2018年度(第12回)
□ デザインミッション
子どもたちを産み育てやすいデザイン
□ カテゴリー・応募分野
コミュニケーション、コミュニケーションデザイン分野
□ 部門
子どもたちを産み育てやすいデザイン部門
□ 賞名
キッズデザイン賞
今回の「保育・児童施設ふくろうの森」は弊社が携わる保育園としては2園めのプロジェクトです。
1園目は2017年度開園の「美園おひさま保育園(東京都小平市)」で、今回同様、園を運営する社会福祉法人おひさま会とともに遊びの内容に応じた各ゾーン・レストラン周辺の保育環境デザイン、及びロゴやツール類のブランディングをいたしました。また、それをきっかけにおひさま会及び系列園全体のトータルブランディングも行っています。