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2026.01.15 コラム 展示会・イベント出展
展示会で効果的な展示方法のアイデア5選:ブースの集客から商談化までの設計を意識する

展示会への出展が決まり準備を進める中で、製品の展示方法をどのようにすれば来場者の目に留まるのか悩む担当者は多いのではないでしょうか。
素晴らしい商品やサービスを持っていても、その見せ方ひとつで来場者の反応は大きく変わります。
展示会の効果を上げるためには、自社のブースに足を止めてもらうだけでなく、会期後の商談化までを意識した展示方法を考える必要があります。
本記事では、展示会での集客~アフターフォローまで使える展示方法のアイデアをご紹介します。
これからブースの展示施策を検討される、している方は、是非参考にしてみてください。
展示会で展示方法が重要な理由は?集客への影響・伝達のコツを紹介

展示会において、展示方法は単に商品を並べる作業ではありません。
企業のメッセージを視覚的に伝え、来場者とのコミュニケーションを始めるための重要な手段です。
ここでは、なぜ展示方法が集客に直結する理由を解説します。
第一印象で立ち寄るかどうかは数秒程度で決まる
展示会場を歩く来場者は、数多くのブースを目にしながら歩いています。
その中で、あるブースに興味を持つか、それとも素通りするかを判断する時間は、わずか数秒程度だと言われています。
この短い時間の間に「自分に関係がある」「面白そうだ」と思わせるためには、視覚的なインパクトと分かりやすさが必要不可欠です。
文字を読ませるのではなく、パッと見た瞬間に何を取り扱っている企業なのかが伝わるように、展示方法を工夫する必要があります。
来場者は「遠目で判断→数秒で理解→体験→次アクション」で動く
展示会の来場者行動では、下記のような流れが多く見られます。
- 遠目で判断(通路を歩きながら“自分に関係あるか”を仕分け)
- 数秒で理解(何が得られるか/何が違うかが分かると足が止まる)
- 体験(デモ・比較・映像・実物・対話で納得が深まる)
- 次アクション(名刺交換、QR、資料持ち帰り、アポ、デモ依頼 等)
来場者の行動に合わせて展示方法も設計することで、集客(足止め)と商談化(次アクション)の効果を高めることにつながります。
商品の価値を正しく伝えるための非言語コミュニケーションの役割
展示物は、スタッフが言葉を発する前に、商品の価値を語る役割を果たします。
例えば、高級感を売りにしたい商品であれば、余白を活かした贅沢な配置や落ち着いた照明を活用する、手軽さをアピールしたい場合は、手に取りやすい高さや親しみやすいPOPの配置するなど、展示方法そのものが非言語のコミュニケーションとして機能します。
商品の特性やターゲット層に合わせて、どのような雰囲気を作り出すかを計算して展示することで、言葉による説明以上のアピールにつながります。
展示会で使える展示方法のアイデア5選:ブースの集客~アフターフォローまで

①大判パネル/サイン:遠目の認知を取る
大判パネルやサインの目的は、遠目からでも直感的にブースの内容や価値を伝え認知させることです。
大判パネル展示の3つのポイント
- 誰向けか(対象)
- 何が得られるか(ベネフィット)
- 何が違うか(根拠の一言/数字)
ビジュアルは「説明写真」より、ベネフィットが伝わるイラストや図(比較、Before/After、利用シーン)を意識すると良いでしょう。
②3DCGホログラム:足を止めてもらうアイキャッチ展示
展示会で来場者の足を止めるためには、遠目からでも視線を引くアイキャッチの展示はとても重要です。
しかし実際には、製品が大型・高価・危険物である、あるいは搬入や設置に制約があるなどの理由から、実物展示ができないケースも少なくなくありません。
また、パネルや動画だけでは周囲のブースに埋もれてしまい、差別化が難しいという課題もよくあります。
こうした背景から近年注目されているのが、3DCGホログラムを活用した立体的な映像演出です。
製品や技術を3DCGで再現し、空間に浮かんでいるように見せることができ、以下のような効果が期待できます。
-
実物を置けない製品や設備を立体的に可視化できる
-
内部構造や動作イメージを直感的に伝えられる
-
ブース上部や通路側から視線を集められる
-
他社と似た展示が並ぶ中でも差別化を行い強い印象を残せる
3DCGホログラムは、「まず足を止めてもらう」強力なアイキャッチとして有効的な展示方法です。
③CGを活用した体験展示で製品理解を促進
ただ見せるだけでなく、実際に体験してもらう展示スペースを用意することも有効です。
構造が複雑な製品や、動作・仕組みに強みがある場合、パネルや動画だけでは違いが伝わりにくくなりがちですが、
体験展示は、機能や技術の価値を「説明」ではなく「体感」として展示物のより深い理解に繋がります。
例えば、ジェスチャー操作で3DCGモデルを回転・拡大しながら確認できる体験展示では、
来場者自身が操作することで内部構造や動作イメージを直感的に把握できます。
実物では見せにくい箇所や稼働状態も、安全かつ分かりやすく伝えられる点が特長です。
④紙媒体(リーフ・カタログ):会期後の営業ツールとして
紙媒体は、その場で配るための資料ではなく、展示会後に社内で共有され、検討を進めるための営業ツールとして設計することが重要です。
来場者本人が決裁者でない場合でも、資料の構成次第で次の会話につなげる役割を果たします。
紙媒体のポイント
- 1枚目:誰向け/何が得られる(結論)
- 2枚目:できること(範囲)と選ばれる理由(強み)
- 3枚目:導入プロセス/費用感の考え方/よくある質問
- 最後:次アクション(問い合わせ、デモ依頼、資料DL)を明確に
展示会では「名刺獲得」で終わらせず、資料が次の会話の台本になるように意識して制作しましょう。
⑤WebGLで製品の3Dデータを持ち帰ってもらう
紙資料やPDF、動画だけでは、展示会での体験を十分に再現できず、理解が浅くなりがちです。
一方、WebGLはブラウザだけで3Dデータをインタラクティブに表示できる技術で、来場者はURLを開くだけで製品の3DCGを360度回転・拡大・操作しながら体感できます。
会期後も製品のリアルな3DCGを体験してもらえることで、記憶に残してもらえるだけでなく、デジタルの営業フォローのコンテンツとして期待できます。

展示会の展示方法で意識すべき基本のレイアウト法則

ここでは、誰でも意識しやすい3つのレイアウト法則について紹介します。
人の視線の動きに合わせたZの法則を活用する
人が初めて見るものに対して、どのように視線を動かすかには一定の癖があります。その代表的なものが「Zの法則」です。
これは、視線が左上から始まり、右上に移動し、次に左下へ、最後に右下へと「Z」の文字を描くように動く現象を指します。
この法則を展示に応用することで、見てほしい順番に情報を配置することができます。
最も重要なキャッチコピーや主力商品は、最初に目がいく左上のエリアや、視線が止まる中央のラインに配置するのが効果的です。
逆に、詳細なスペック表や補足情報は、視線の終点に近い下部や右下に配置すると、自然な流れで情報を読んでもらうことができます。
この視線誘導を意識するだけで、来場者のストレスを減らし、伝えたい情報をスムーズに届けやすくなります。
ゴールデンゾーンを意識して主力商品を配置する
スーパーマーケットやコンビニエンスストアの陳列でも使われている「ゴールデンゾーン」という概念は、展示会でも非常に有効です。
ゴールデンゾーンとは、人が立った状態で最も自然に目に入り、かつ手が届きやすい高さの範囲のことを指します。
一般的には、床から約75cmから135cmが目安です。
この最も目立つエリアに今回一番アピールしたい主力商品や、目を引くデモンストレーション機材を配置します。
また、下段には在庫のストックや優先度の低い掲示物を設置し、上段には遠くからのアイキャッチとなる大きなパネルなどを設置するといった使い分けが重要です。
限られたスペースの中で優先順位をつけ、一番良い場所にメインの展示物を設置するとよいでしょう。
三角形構成を取り入れて展示に安定感と美しさを出す
商品を美しく、かつ安定感があるように見せるためのテクニックとして「三角形構成」があります。これは、展示物を正面から見たときに、頂点が上にある三角形(ピラミッド型)になるように配置する方法です。
高さのあるものを中央や奥に置き、低いものを手前や左右に配置することで、視覚的なバランスが整います。
全体をすっきりと見せる効果だけでなく、頂点にある商品に自然と注目が集まるというメリットもあります。
商品点数が多い場合でも、この三角形の山をいくつか作るイメージでレイアウトすると、雑多な印象を与えずに整理された展示を作ることができます。
展示方法を決める前に準備しておくべきこと

展示ブースのレイアウトを考え始める前には何を準備すればよいでしょうか。
軸のぶれた展示にならないように、事前に準備すべき項目について紹介します。
出展の目的とターゲット層を明確にする
まず行うべきは、展示会出展の目的(ゴール)を明確にすることが重要です。
目的の例)
- 新規リード(名刺)の獲得
- 既存顧客との関係強化
- 新商品の認知拡大
同様に、ターゲット層も具体的にイメージします。
決裁権を持つ役職者向けなら落ち着いた商談スペースを重視した展示、現場の技術者向けならデモ機を触れる体験型の展示を用意するなど、ターゲットに合わせた展示方法の用意を意識しましょう。
誰に、何を、どうしてほしいのかをチーム内で共有し、言語化しておくと展示方法の方向性が定めやすくなります。
展示する商品やサービスに優先順位をつける
展示スペースには限りがあります。情報を詰め込みすぎると、何が売りなのかが伝わらりにくくなるため、
展示する商品には明確な優先順位が必要です。
展示商品の優先度の例)
- 絶対に見てほしい主力商品
- 興味を持った人に見せる関連商品
- 聞かれたら出す資料
このようにランク付けを行い、優先度の高い商品にはブース内の目立つスペース(通路側など)に設置するなど、
展示品を絞り込みメッセージを鋭くすることで、来場者の記憶に残りやすい展示を作ることができます。
ブースの広さと形状を確認して配置の計画を立てる
小間位置の確認も欠かせません。1面だけが通路に面しているのか、
角地で2面が開放されているのか、あるいは独立した島小間なのかによって、来場者の目に入りやすい場所や動線は大きく変わります。
提供されたブースの図面をもとに、「どこに何を置くか」「どこを何に使うか」を事前に決めておきましょう。
考えるポイント
- 目を引く場所(入口・通路側):看板、キャッチコピー、主力商品など
- 見せる・体験してもらう場所:デモンストレーション、試用コーナー、動画・モニター展示
- 話す場所:商談スペース、椅子・テーブル、簡単なヒアリングエリア
- 運営する場所:スタッフの立ち位置、受付、導線の確保
- 置いておく場所:カタログや備品、在庫置き場(バックヤード)
この段階で、スタッフが無理なく動けるスペースや、来場者が立ち止まっても通路を塞がない余裕も意識しておくと安心です。
あらかじめ配置の計画ができていれば、設営当日に「置き場がない」「動きにくい」といったトラブルを避けやすくなり、スムーズに展示準備を進められます。
展示会の展示方法でよくある失敗パターン

最後に、多くの企業が陥りがちなよくある失敗の例をご紹介します。
情報を詰め込みすぎて何を伝えたいかが不明確になる
最も多い失敗が、パネルやPOPに情報を詰め込みすぎてしまうことです。
開発者の想いが強いあまり、細かいスペックや長い説明文を掲示してしまうケースがよく見られます。
「業界初」「コスト30%削減」といった、一瞬でメリットが伝わるキーワードに絞り、詳細はスタッフが口頭で説明するか、パンフレットを渡すようにします。
展示はあくまで「興味を持ってもらうためのフック」であると割り切り、情報の引き算を行うことが成功の秘訣です。
通路際にスタッフが立ち塞がり威圧感を与えてしまう
熱心なあまり、通路のギリギリにスタッフが整列して待ち構えているブースを見かけることがあります。
これは来場者にとって「捕まったら売り込まれる」という不信感を与え、逆効果となり得ます。
まるで壁のようにスタッフが立っていると、ブースの中が見えず、商品に興味があっても近づくことができません。
スタッフは少し斜めに構えたり、ブースの側面で作業をしていたりする方が、来場者は警戒心を解いて近づきやすいでしょう。
また、通路際にはスタッフではなく、興味を引く商品を配置するのがおすすめです。
スタッフの配置も展示の一部と考え、来場者が心理的に入りやすい空間を作ることが大切です。
商品を床に直置きするなど視認性を下げる配置をする
大型の機械などを除き、商品を床に近い位置や低い台に置くことは避けるとよいでしょう。
足元の視界は悪く、特に混雑している会場では他の来場者に隠れて全く見えなくなってしまいます。
また、低い位置にあるものを見るためには、わざわざ屈み込む必要があり、これは来場者にとって負担となります。
小さな商品であればあるほど、必ず展示台を使用して高さを出し、大人の目線の高さ(ゴールデンゾーン)まで持ち上げることが必要です。
どうしても低い位置に置く必要がある場合は、大きな看板で存在をアピールしたり、モニターで映像を流したりして、視線を下に誘導する工夫をセットで行うと良いでしょう。
まとめ:展示方法の工夫で展示会の成果を最大化しよう
展示会の展示方法は、集客の成否を分ける非常に重要な要素です。
本記事で紹介した展示手法などを参考にぜひ、自社の強みを最大限に引き出す展示方法を見つけてください。
株式会社ニシカワでは、展示ブースに合わせたブースの企画から3DCGホログラムやプロジェクションマッピングなどの
特殊な映像表現を使った展示方法までワンストップでご提案しています。
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